沖の島の抱卵イサキ

カベの釣果はイサキのみ

しばらく流してみるが、ケミホタルに反応は無い。仕掛けを回収すると餌はなく、ハリスはキズだらけ。フグの仕業だろう。

そういう状態がしばらく続いたところで、急に西風が強くなってきた。天気予報では、風も波も無いとの事だったが、けっこう強い風は収まる様子がない。仕掛けが風に流される状況で釣りづらいので、しばらく仮眠することにした。

わずかな窪みに置いた荷物の上で、苦しい姿勢で横になった。と言うより斜めになった。
強風のおかげで、蚊がまったくいないのは救われたが、寒い。真夏と言うのに雨具を着てみたが、それでも風に吹かれて寒くて眠れない。

午前3時過ぎ、昨日の漁業関係者の一斉休業で、今日の深夜出しとなったエビス丸の音で目が覚めた。
なんだ、寒いと言いながらも、結構寝ていたようだ ”^_^”
ライトキャップを照らし、すでに乗礁していることを何気に知らせる。この、カベは狭いわけではないが荷物を置くところが無いため、あがれるのは1~2人がいいところ。

 

沖ノ島 タコ足

(沖ノ島:タコ足)

ちょっと寝すぎたが、釣りを再開。 風はまだ残っている・・・
その一投目。ケミホタルがイッキに消えた! 軽くあわせを入れるといい引きをする。35センチほどのイサキだったがよく肥えていた。

しかし、その後イサキの姿は見えず、オジサンやイスズミなどの餌とりばかりだった。
朝6時頃、アクアが見回りにやってきたので、隣の大谷へ瀬代わりすることにした。大谷は冬のクロ釣りにはいいが、潮の通しがあまりよくないため、今日は誰もあがっていない。

本島大谷ではイスズミ

この足場の悪いカベよりは足場のいい大谷のほうが、僕には全然いい磯に思える。すでに夜中、カベで3回もコケてキズだらけだった。大谷の先端で撒きえをしてみると、ハリセンボンとオジサンが沸いている (-_-;) 仕掛けは入れず、しばらく撒き餌を打ち続けると下のほうにクロらしき姿が見えてきた。

餌とりを撒き餌で手前に寄せてから、離れたところに仕掛けをいれ、一杯だけ撒き餌をかぶせる。するとウキは一気に消しこんだ。ドンピシャリで十分な手ごたえ。
しかし上ってきたのはイスズミ・・・
下に見えていたのはコイツだったかとガックリ。。

 

結局、ハリセンボンに仕掛けをとられ続け、たまに楽しませてくれるのは、手のひらサイズのクロと30センチ強のイスズミやバリという結果。
おまけに、強引にバリを引き抜いたため竿が折れてしまうわ、キズだらけの体は日中の暑さでヤケド状態という悲惨な一日となった。

 

沖ノ島のバリ

(バリに折られた竿)

やはり長潮、若潮という潮の悪さが原因だったのか、昨日まで釣れていたタコ足やケーソンでも、今日は青物やイサキがほとんどあがっていなかったようだ。

さぁ、次は壱岐あたりで、フカセで40センチ超のイサキを狙ってみるか!!