スモーク ブリ

今年はまだベーコンを作ってないけど、近所からブリをいただいたので燻製にしてみた。

魚は燻製方法によってまったく違うものができるので、自分はベーコンみたいに中温で完全に燻製したのを「鰤の燻製」。スモークサーモンのように低温燻製し、ほとんど生に近い状態のものを「スモークブリ」と呼んでいる。

今回紹介するのは、この「スモークブリ」の作りかた。
と言っても、生よりちょっとだけ火を通すのがコツなんだけど、これが超絶旨い!!!

 

ブリ 燻製

 

スモークブリの作り方

 

ブリのあら

切り身や骨の周囲は「鰤の燻製」にするためのもので、工程はほぼ同じ特に骨の周囲は酒のつまみに最高! )

1.ブリは3枚におろして、皮をはいでサクの状態にする。(刺身にする前の状態)

2.ソミュール液を適量(自分はアラや切り身も漬け込むので1000ml作ります)作り、沸騰したら弱火で10分くらい煮込んでから冷ます。
ソミュール液は水100mlにつき、塩10g、ブラックペッパーホール大さじ1、ローレル大2枚。その他にローズマリーやオレガノ等も適当に加えて好みにブレンドする。

3.冷ましたソミュール液をこして、ジップロックかタッパーに入れブリを漬け込み、冷蔵庫で8~9時間漬け込む。

ソミュール液
(こさなくても、流水で流すときに洗えるので大丈夫!)

4.流水で30~40分間塩抜きして、切れ端の水分をふき取って味見する。しょっぱいと感じたらもう少し塩抜きする。この作業が重要!

5.ペーパータオルに挟んで、冷蔵庫で8~9時間くらい乾燥させる。

6.燻製器にスモークウッドを入れ、30~40度で約60分薫製する。この温度を保つことが最重要!!
 「鰤の燻製」を作る場合はウッドチップを入れ、60度前後で約90分燻製する。

 

スモークサーモン

(生でもなく、火がとおっているわけでもないこの状態なら成功!)

7.燻製が終わったら、そのままあら熱をとり、ラップにまいて令倉庫で12時間(できれば24時間)以上熟成させる。

8.完成したスモークブリを刺身くらいの厚さに切り、火を入れないで食べる。

オリーブオイをかけ、ブラックペッパーやケイパー、レモンの皮、刻んだトマトなどを乗せるとさらにおいしい。。

 

スモークブリ

 

2日で完成する工程にしているので、金曜日の夜に仕込めば日曜の夕方には食べられます。

ソミュール液の漬け込み時間や塩抜き時間、熟成時間をもっと長くするとより美味しくなる ・ ・ ・ かも 。。

普通の「鰤の燻製」を作る場合は、6の工程で燻製時間と温度を変えるだけで大丈夫。 こちらのほうが簡単です  (^ム^)