郷ノ浦の波戸でのっこみチヌを狙う

2020年5月6日

久しぶりにチヌ狙いで壱岐の郷ノ浦に釣りに行くことにした。
2008年4月27日、朝6時30分に福岡を出発。途中、唐津のマルキン釣り具で餌のオキアミを調達し、西唐津のフェリー発着所に到着したのは7時40分。ちょっと早すぎたか、まだ出発までに1時間ある。

 

ペンション倭寇

以前は、呼子から出ていた九州郵船が、市町村合併に伴い唐津市内からの乗り入れになったため、だいぶ福岡から近くなった。
船も以前と比べるときれいで、収容人数も多いため随分快適になった。
ゴールデンウイークのため、今日は乗客も多いだろうと思っていたが、今日は日曜ということもありいつもより少なかった。
釣り客は僕たち2人の他には4人だけのようだ。

印通寺港に着くと、久しぶりに見る懐かしい顔の人が迎えに来ていた。
ペンション倭寇の大島さん。 何年ぶりだろうか? なつかしい (ToT)/~~~
少し老けたかな、というくらいで相変わらずの笑顔だった。

ここ数年は壱岐に来ても、日帰りか瀬泊まりが多かったため久しぶりにお世話になることになった。
久しぶりの挨拶を交わし、一旦郷ノ浦のペンションに行き余分な荷物を下ろし、手配していた車に釣り具を移してそそくさと出発した。

 

浅場の地磯にも大型のチヌがいる

今日は、近場でチヌを狙う予定なので、車で近くの波戸を回ることにした。
壱岐はチヌ狙いなら、何処でも釣れると言ってもいくらいチヌはよく見かける。
しかも、のっこみのこの時期は地回りの浅場で十分釣れる。
というかそのほうが断然確立が高い。

自分のチヌの自己記録は、壱岐のイルカ鼻の地磯で釣った56,5センチ。
2番目も壱岐の郷ノ浦の地磯で釣った、55,5センチ。いずれもこののっこみの時期で2~3ヒロくらいの浅瀬だった。
その他にも壱岐では50センチ超級は何枚もあげているがいずれも、地磯や波戸だった。

 

海洋工事が海を汚染する

 

郷ノ浦玉崎の波戸

 

今日は西風という予報なので、郷ノ浦の小崎、渡良裏方面に行ってみることにした。
新しい波戸が出来ていて、以前とは様子が変わってしまっているところもあった。
何のための工事かわからない、何の必要があって造られたのか解らない波戸がどこの海に行っても見受けられるのはとても残念。

地元の人のためというが、地元の人に聞いてみるとほとんどの場合迷惑していることが多い。
「新しい波戸のおかげで潮の流れが変わってしまった。」
「魚や貝類がまったく採れなくなってしまった。」
「海が死んでしまった。」
ここ壱岐の人たちもみなそう言う。

そんな話ばかりなのになぜ、必要の無い波戸を作り続けるのだろうといつも思ってしまう (T_T)
無駄な工事は道路ばかりじゃない。海洋土木にもいつか槍玉に挙げられるだろう。税金の無駄遣いをするんじゃない!!

郷ノ浦のテトラ波止

話を戻して、以前はよかった小崎裏の波戸をあきらめ、すぐ近くの玉崎の波戸に向かった。すでに3人の先客がいたが、ここは大小三つの波戸があるため全然ゆっくりと釣れる。
しかし、目の前にある長い切れ波戸のせいだろうか、以前と比べ海水の色が悪い・・
下に群生している丸いクラゲのような海草?もそれを象徴していた。

 

壱岐郷ノ浦のテトラ波止

 

とりあえずは、外側波戸の角あたりのテトラの入ったところで釣ることにした。
実はこの波戸はチヌの攻ポイントで、以前にも何枚ものチヌをあげているお気に入りの場所。今日も期待できるだろう!
まずは一緒に来た釣友に釣らせてあげたいと思い、この場所の一番のポイントを教える。

時刻はちょうど12時、およそ満潮の時刻。
僕たちはそれぞれのポイントへ撒き餌を打ち込み、さっそく仕掛け作りにかかった。  (^_^)/~

 

郷ノ浦波止でのっこみチヌを狙う(2)へつづく・・・