郷ノ浦の波戸でのっこみチヌを狙う(2)

壱岐の波戸でチヌを狙うことにした今回の釣行。
久しぶりによく通った郷ノ浦の波戸にきてみたが、海の状況は変わっていた。
まぁ、とりあえず釣ってみるか。

50センチ超の黒鯛狙いに細仕掛けは無用!

テトラの角付近にそれぞれ釣り座を構え、仕掛けを投入する。
今日の自分の仕掛けは、リョウビECUSIMA磯1-53の竿に、ダイワEMBREM2500番のリール。(けっこう古いがお気に入りの使い込んだコンビ)
道糸は2.5号でハリス2.0号を二ヒロ。濁りがあるのと50センチオーバー狙いのため少し太めのハリスを使用。
タナは3ヒロ~6ヒロというところなので、ウキは3B~5Bで、シンカーとハリスにガンダマを2段打ちし浮力を調整する。

最近はやたら細い仕掛けを好む人が多いが、いつでもそういう仕掛けを組む必要はない。腕に自身が無いので少し太めの、この程度の仕掛けがちょうどいいと思っている!

 

郷ノ浦玉崎の波戸

 

一方の釣友は1.5号の竿にリールは3000番。道糸3号にハリス2号を2ヒロ半。ウキは0号で完全フリーの全誘導仕掛け。
下げ潮に乗せ沖まで流し、あわよくば鯛も狙う作戦のようだ。そのため、撒き餌にはボイルのオキアミも入っている。

最近はどうかわからないが、ここは以前はカゴ釣りで鯛も釣れていたところ。自分も以前、1~2キロの真鯛をここで何枚かあげている。しかし、この時間帯でフカセの真鯛は厳しいだろう!?

チヌもアオリイカもいないのか?

潮は左にゆっくり流れている。まだ満ち潮が効いているのだろうか?
ウキがゆっくり沈んでいく。少し待ってあわせを入れるが針掛りしない。
同じポイントを流してみる。今度はもう少し長く待ってみるがやはり針掛りしない。
餌は取られていて針にはキズが入っている。
フグの仕業だろう。

その後、潮が止まったり、右に流れたり、左に流れたりと安定しない。あたりも餌取りのフグやベラ、たまに手のひらサイズのクロ、という状況が続いた。
エギンガーが二人来て、テトラの根元から波戸の先端まで探っている。
しかしミズイカ(アオリイカ)のアタリは無いようで1時間程で退散して行った。
ここは以前はミズイカもよく釣れていたが、そういえば、今日はミズイカの姿を一匹も見ていない。
やはり海水の色が悪いのが原因なのか?

 

壱岐郷ノ浦湾

 

夕まずめを迎える前に場所換えするかどうか、相談した結果ここで粘ることにした。しかし、相変わらず潮の動きは悪く安定しない。
いつもは下げ潮がまっすぐ沖に出て行くはずだが、今日はまったく出て行かない。
沖波戸が長くなったせいで潮の流れが悪くなったのだろうか?
左に行ったかと思えば右横にといった感じだ。
こういうときは撒き餌を無駄にすることも無い!

一休み。一休み。

いつものように昼食をとり、波戸の上で昼寝することにした。
天気がいいし、風もあたらない。
釣り上げたベラを、頭上で狙っているトンビの声と波の音だけがする。

「ザザー」
「ピーッヒョロロ」
「ザー」
「ピーッヒョロロロロ・・・」

(-_-)zzz

(-_-)zzz

 

つづく・・・