壱岐の観光地と海水浴・温泉宿を案内

地理

壱岐市は福岡市と対馬市の中間に位置し、福岡から北西80Kmにある島ですが、唐津市呼子町の北端からは20Kmと結構近いんです。

 

壱岐本島の他に郷ノ浦町の大島、長島、原島と勝本町の若宮町に人が住んでいて、2010年の壱岐市の人口は29,373人。
ちなみに、対馬市の人口は34,116人なので、それより若干少ないですねぇ。
ただ、どちらも人口の減少が進んでる事に変わりはありません。

 


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交通

壱岐には空港があり、以前は福岡からの便も飛んでいましたが、現在は長崎から1日2便が就航するだけとなっています。
そのため、壱岐への交通手段は九州郵船のフェリーか高速船になります。福岡からは郷ノ浦港、芦辺港へ、唐津からは印通寺港への航路があります。

 

以前は呼子港と印通寺の航路でしたが、呼子町が唐津市へ統合されたため唐津港からの航路となり、かえって時間がかかるようになりました。

産業

麦焼酎対馬市も壱岐市も長崎県ですが、経済は福岡圏と言っていいでしょう。地理的にも交通の利便性からも長崎に買い物に行く人はほとんどいません。
産業は漁業の他に農業や観光産業が盛んで、壱岐牛の他壱岐剣(剣先イカ)壱岐マグロは有名です。
あと、壱岐は麦焼酎発祥の地でなので酒造メーカーも多いです。 「壱岐」、「壱岐っ娘」、「壱岐の華」などはご存知の方も多いでしょう。

観光

夏場は特に福岡や佐賀からの観光客が多く訪れます。
海水浴は石田町なら筒城浜海水浴場と錦浜海水浴場、郷ノ浦町なら塩樽海水浴場と小水浜海水浴場、勝本町なら辰の島海水浴場と串山海水浴場がきれいです。

 

観光地としては、「鬼の足跡」、「猿岩」、「イルカパーク」、「蛇ヶ谷」、「海浜植物群落」、「はらほげ地蔵」といったところでしょうか? あっつ、壱岐国博物館というものもできました!

 

また、郷ノ浦フェリーターミナルのすぐ近くに”春一番の塔”があります。
1859年に五島沖に鯛漁に出た壱岐の漁師さん53人が、強風による船の転覆で亡くなった事故の慰霊碑です。この事故以来、春先に吹くその年の一番の南の強風を「春一番」と言うようになり、壱岐から全国に広まったと言われてますが・・・
「春一番」の言葉の由来は日本各地にあり、定かではありません。

温泉

壱岐西部には湯ノ本という小さな温泉街があり、古くから壱岐・対馬島民の湯治場として知られています。平山旅館は特に有名ですが、他にもいい宿があります。
海を眺めながらゆっくり露天風呂に浸かるのは最高です!
鉄分を含んだ赤褐色のナトリウム塩化物泉に入浴するために福岡から日帰りで来られる方もいらっしゃいます
また、「湯の本ゆめぐり」は、1500円で湯ノ本にある温泉7湯に入ることができる人気のサービスです。

 

壱岐の温泉

かわった動物

壱岐を車で走っていると、山や田畑で天然のキジをよく見ます。
昔、食料にするために朝鮮半島から持ってきたコウライキジというものだそうですが、保護されてきたために最近では増えすぎて農作物の被害が出てるとか・・・

 

台湾リスしかし、それより困った動物が、増殖し続ける台湾リス
以前、”リス村”っていう施設があってたくさんのリスがいたんですが、その施設が閉鎖された時にリスをみんな逃がしてしまったそうです。
ところが壱岐にはリスの天敵がいないため、またたく間に増えて椿の実を食べたり、木の幹をかじって木を枯らしてしまったりする被害に島民は頭を痛めています。